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複雑ネットワーク [読書]

「複雑ネットワーク」とは何か―複雑な関係を読み解く新しいアプローチ

「複雑ネットワーク」とは何か―複雑な関係を読み解く新しいアプローチ

  • 作者: 増田 直紀, 今野 紀雄
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2006/02
  • メディア: 新書
 
自分としては、生まれてこの方こんなペースで本など読んだことがない。
週に1冊も読めていないけど、コンスタントに読み続けてるのは驚き。
調子に乗って図書館に返却待ちで予約をたくさん入れてたら、
今週5冊くらい確保されてしまいそう・・・
 
この本はたしか今年の初めくらいに本屋に平積みだったのをみて、
ちょっと読んでみたいなぁとは思っていたのだけど、Amazonの書評に
あるとおり、非常に読みやすく、わかりやすかった。
しかもここ最近研究が進んでいる分野ということで、できれば別の
本も読んでみたい。
 
ネットワーク分析のフリーソフトも巻末に紹介されているんだけど、
さすがにそっちは英語ということもあって、簡単には使えなさそう。
 
複雑ネットワーク、なにか自分の仕事上でもそこにヒントがありそうな
気がする・・・けど、まだうまく繋がってこない。
 
 
 
 

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ちょっと背伸びしすぎたかな [読書]

4次元以上の空間が見える

4次元以上の空間が見える

  • 作者: 小笠 英志
  • 出版社/メーカー: ベレ出版
  • 発売日: 2006/05
  • メディア: 単行本
 
 一応理系の大学を出ているので読めるかなと思って、これまた
図書館で借りてみた。この本の冒頭にも、読者として、高校の理系を
卒業したレベルを想定しているとはっきり書かれていて、
同じく冒頭で、内容の難しさが3段階くらいになっていることが
ことわってあるんだけど、2段階目まではまあなんとかイメージできる
かな、3段階目は、うーん、、、わ、わからない・・・ って感じでした。
 
 早い話、多次元の数学理論のさわりを、イメージ先行で紹介して
くれている本。一般の誰にでも、4次元以上の空間を読みもの的に
楽しめる本ではありません。
 
 でも、2段階目まででもなかなか面白かった。あー数学者の人らしい
書き方だなーって思うところもありながら、すごいその筋の専門家が、
自分の専門のことを初学者にもわかり易く書くのは、とても難しいと
思うし、その面でも「伝えたい」って感じがすごくした。
 
 最後に、是非この本を読んだ人は次のステップへ行ってほしい、
つまりもっと勉強してみてほしいって書いてあって、何でも感化され
やすい僕としては、紹介されている本をまた読んでみようかな、
と、今のところは思っています。(^^ゞ
 
巻末に紹介されている本 φ(..)メモメモ
 
[予備知識が要らない入門的な読み物]
発明発見物語全集 4 (4) (デモクリトスから原子まで)
 
[やや専門的なもの]
よくわかる相対論(アベリヤノフ/東京図書)
 
[SF小説]
輪廻の蛇 (歪んだ家)
 

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抽象と捨象 [読書]

20世紀絵画 モダニズム美術史を問い直す

20世紀絵画 モダニズム美術史を問い直す

  • 作者: 宮下 誠
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2005/12/13
  • メディア: 新書
 
ちょっと最近マジメな本を読みすぎ。これは「抽象画」ってなんだかよく「わからない」とか、結局好きか嫌いかでいいんじゃないの?って言ってしまうには、なんだか腑に落ちなかった自分として、一度本でも読んでみるかなと思い立って図書館で借りた本。
 
個人的に「抽象」という言葉に引っかかるものがあって、「抽象画」ってなんだろうとぼんやり思ってた。「抽象的」というと、あいまいな、ぼんやりした、という意味に使うけど、「抽象」の本来の意味は、何か対象の持つ性質を一部抽出するってことらしい。りんごひとつを見るときに、「赤い」とか「1つ」とか一部の性質だけをとって、後を捨てる(捨象)。
 
でも、絵で言うところの抽象って、その絵が表す対象そのものがないときに使う気がして、そういうこともわかればなぁと思って読んだ。この本の中で「非対象画」という表現が、「抽象画」とは意味の上で区別して使われていて、なるほどと思った。
 
「抽象VS具象」とか「抽象=わからない」という図式になんとなく疑問をもっていたり、理解してみたいという気持ちを持った事のある人にはお勧め。他にこういう類の本を読んだことがないので、勧めるったって説得力ないけどね。
 
この本の中で、藤田嗣治(レオナード・フジタ)の絵が取り上げられているけど、枠だけあって図版が掲載されていない。どうやらこれは著作権の問題らしい。今年フジタの展覧会が開催されていた(見てないけど)が、これまでは遺族が日本の印刷物などへの掲載を、認めてくれなかったらしい。本には詳しく書かれていないが、戦争画を書いたとして、戦後フジタは日本でかなり非難を浴びたらしい。
 
僕の理解では数学は、数・数式という「抽象」化された言語。で、その数学という言語がひとつの世界を形作っていて、これが世の中の仕組みを表現したり、場合によって予言したりするのがすごいところ。・・・と、この話はまた改めて。
今日のところはここまで。

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こいつはびびった [読書]

NTTドコモ リアルタイム・マネジメントへの挑戦

NTTドコモ リアルタイム・マネジメントへの挑戦

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 日刊工業新聞社
  • 発売日: 2004/04
  • メディア: 単行本
 
読書そのものの習慣がない上に、ビジネスがらみの本なんて
本当に読んだことがなかったが、会社の人に勧められて
読んでみた本。いやぁ、ドコモってすげえ会社だ。
 
この前段の赤い表紙の本があるらしいけどそっちは読んでない。
映画で言うとパート2からいきなり読んだようなもんかな。
でも、前のを読んでなくても全く問題なし。
 
何がすごいかって言うと、つまるところ会社の中のあらゆる業務の
情報をリアルタイム(だいたい日次らしい)で会計処理に反映して
しまうという途方もないことを、大真面目で取り組んでやり遂げた
っちゅう話。もちろん実話。
 
日々の業務、例えば出張費・交通費の申請なんかをパソコンの
端末上で行うと、それが会計処理(これこれが経費として支払わ
れる予定だぞー)され、上長なりが承認した時点で実際に社員に
支払いの処理が自動的にされる。もちろんドコモの携帯の利用者が
その月支払うであろう基本料金と、毎日の通話料なども実際に
支払われる前に日次で予定として計上される仕組み。(今日は
利用がこのくらいあったので、次の支払日にはこのくらい入金
されるぞー)
 
会社勤めをしていない人からすると、大手の会社で特にドコモ
みたいなハイテクの通信系の会社は、当たり前にこういったことが
できているもんだろうと思われるかもしれないが、実際会社で
会計とかを多少知っている人からすると、そうなっていればいいのに
なー、と思いはしてもなかなかできないことをやり遂げている。
決算月に集計に追いまくられるのではなく、日常毎日決算が
リアルタイムで見えているのだ!
 
番号ポータビリティではAUに流れている人が多いみたいだけど、
会社員の端くれとして、こんなことをやっているドコモを尊敬しちゃい
ます。(でも僕の携帯はドコモじゃないけどね…汗)
 
一番かっこいいのは、この為に入力の手間が仕事を業務を圧迫して
いるのではなく、自然とこのシステムを使って普通に仕事していれば
情報が有効活用されていくという徹底ぶり。IT化をいろんな会社が
進めてきたと思うけど、初めは効率アップの目的のはずが、入力の
手間が増えて、ITを使うことそのものが目的になってしまいがち。
本来、情報システムは普通に仕事している中で空気みたいに
意識されずに役に立っているのが理想だなーと、あらためて思わされた
一冊でした。
 
 

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最近読んだ本 [読書]

外国人が見た日本の一世紀

外国人が見た日本の一世紀

  • 作者: 佐伯 修
  • 出版社/メーカー: 洋泉社
  • 発売日: 2003/06
  • メディア: 新書
 
あんまり本を読む習慣はなかったんだけど、転勤してから通勤で
電車に乗る時間が増えて、(というか前は徒歩通勤だった…)
自分にしては結構本を読むようになった。
 
最近読んだのがこの本。見開き2ページに、1900年から2000年までの
1年毎に、外国人が日本に関して書いたり話したりしたことを元に
著者の考えも含めて書かれている本です。
 
ひとつひとつが、見開き2ページまでに収められていて、毎回切り口が
違うので、さらさらっと読めたし、名前も聞いたこともない人がたくさん
載っていたけど、これをきっかけに引用されている元の本を読みたく
なったものもたくさんあった。(ほんとに読むかどうかは別として…)
 
特に前半、明治33年(1900年)から第二次大戦までの日本の文化って
あんまり知らないので、特に面白かった。戦後の復興とか、自分が
生まれたころから記憶にある年代ももちろん面白かった。
明治後半、大正のころのことをもっと知りたくなった。
 

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